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再分配 [新しいしくみ]

スーパーサプライヤーモデルが実現すると、仕事は十分に供給されており、えり好みしなければ仕事にありつけないことはないはずだ。
しかし、仕事の生み出す付加価値によって収入に大きな差が生じる。
時代の進展とともに、競争相手の多い単価の安い仕事と、特殊なスキルに基づいた高い付加価値を生み出す仕事の間で、報酬の差は一層激しくなるであろう。

貧富の極端な差を解消するため、再分配のしくみが必要だ。
また、お金が滞留して経済がうまく循環できなくなるリスクを低減するためにも再分配のしくみが必要と考えられる。極端に一部の人にお金が集中してしまい、お金のない人が多数になってしまうと、経済がうまく循環できない。
世の中で産み出された価値が世の中全体にいきわたるようにし、皆が幸せに暮らせるようにしましょうということだ。

具体的には、収入や資産の大きさに応じ、累進的に法人や個人に課税する。
税の使途は公的業務の原資と再分配の原資だ。

最低限度の生活を保障するため、国民全員に現金を給付するという「ベーシックインカム」構想を提案している政党もあるが、反対だ。
基本的な考え方は、働ける人はまず働け、だ。人類がドラえもんのポケットを獲得した訳でもないし、誰かが仕事をしない限り世の中はうまく回らない。スーパーサプライヤーモデルでは、仕事は十分に供給されている。
公的業務の仕事を通じてお金を循環させる。労働に見合った報酬を得るのだからこれは正確には「再分配」とは呼ばないかもしれない。

困難を持った人も含めて皆で富を分かち合い、皆ができるだけ幸せな暮らしができるよう再分配を機能させる。
怪我や病気で仕事ができない方、高齢の方、何らかの障害を持った方、被災された方など。
大変な方々を支援する程度の余裕は賄えるはずだ。というより、スーパーサプライヤーモデルでは生活に必要な生産は全てできている。これまで提案してきたしくみに再分配も取り入れることにより、分配のソリューションもできあがる。

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