アベノミクスはインフレターゲット2%達成間近かもしれないが [時事考察]
アベノミクスは円安でインフレターゲット2%を達成していると言えそうである。
以下の通り試算してみた。
まず、前提となる数値は以下の通り。
貿易収支(2011年)
輸出 65.5兆円
輸入 68.1兆円
実質GDP(2011年) 508兆円
為替(円/ドル)
2012年12月1日 82 (円/ドル)
2013年2月16日 93.5(円/ドル) (15%の円安)
上記をもとに
国内消費額 = (GDP) - (輸出額) + (輸入額) = 511兆円
円安による輸入額の高騰を反映した国内消費額
国内消費額 = (GDP) - (輸出額) + (輸入額)* (93.5/82) = 520兆円
インフレ率 = (520 - 511)/511 = 1.87%
国内生産分の物価変動がなくても、全体消費の約13%を占める輸入が円安により15%値上げとなるだけで、1.87%のインフレとなる。
1ドル94.3円になればインフレターゲット2%が達成できる計算だ。
インフレ2%は実現してもそれ自体では賃金上昇にまったくつながっていない。
しかし、円安により一応は輸出企業に対しては好影響を与えているようだ。
麻生財務相によると、G20で、日本の政策について「賛成とか反対とかいう意見はなかった」とのことだが、これは自国もその作戦で行きますよとの表明であり、際限ない通貨戦争に突入するんだと思う。いびつさが増し、いずれ破綻する。
人件費が日本の10分の1程度のアジア諸国は少なくない。多少の円安誘導で一時的には改善したかに見えても大きな流れには逆らえない。
公共資本主義の採用を検討すべきだろう。
以下の通り試算してみた。
まず、前提となる数値は以下の通り。
貿易収支(2011年)
輸出 65.5兆円
輸入 68.1兆円
実質GDP(2011年) 508兆円
為替(円/ドル)
2012年12月1日 82 (円/ドル)
2013年2月16日 93.5(円/ドル) (15%の円安)
上記をもとに
国内消費額 = (GDP) - (輸出額) + (輸入額) = 511兆円
円安による輸入額の高騰を反映した国内消費額
国内消費額 = (GDP) - (輸出額) + (輸入額)* (93.5/82) = 520兆円
インフレ率 = (520 - 511)/511 = 1.87%
国内生産分の物価変動がなくても、全体消費の約13%を占める輸入が円安により15%値上げとなるだけで、1.87%のインフレとなる。
1ドル94.3円になればインフレターゲット2%が達成できる計算だ。
インフレ2%は実現してもそれ自体では賃金上昇にまったくつながっていない。
しかし、円安により一応は輸出企業に対しては好影響を与えているようだ。
麻生財務相によると、G20で、日本の政策について「賛成とか反対とかいう意見はなかった」とのことだが、これは自国もその作戦で行きますよとの表明であり、際限ない通貨戦争に突入するんだと思う。いびつさが増し、いずれ破綻する。
人件費が日本の10分の1程度のアジア諸国は少なくない。多少の円安誘導で一時的には改善したかに見えても大きな流れには逆らえない。
公共資本主義の採用を検討すべきだろう。
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