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参考文献 [新しいしくみ]

キーワードは「ワークシェアリング」だが、世の中の既存の「ワークシェアリング」は失業者が出ないようにするのが主目的で中途半端、消極的発想に見える。また、厳しい規制の下でのみ機能するようにみえる。
2011年6月19日(日曜)に朝日新聞の書評(「ニュースの本棚」)で「脱成長」関連として推進していた以下の本を読んだが、ワークシェアリングについて言及しているが、そこに到達するプロセスや安定的に継続できる具体的なしくみが描かれ切れていないと思う。目指す姿はあくまでも「効率性や健全に発展していくしくみを損なわずにワークシェアリングを実現する」、だ。
  経済成長なき社会発展は可能か?(セルジュ・ラトゥーシュ、訳中野佳裕、作品社、2010年)
  持続可能な発展の経済学(ハーマン・E・デイリー、訳新田功、藤本忍、大森正之、
     みすず書房 、2005年)
  労働のメタモルフォーズ(アンドレ・ゴルツ、訳真下俊樹、緑風出版 (1997)
  成長の限界 人類の選択(ドネラ・H・メドウズ、デニス・L・メドウズ、ヨルゲン・ランダース、
     訳枝廣淳子、ダイヤモンド社、2005年):
     これはワークシェアリングというより資源の限界に焦点を絞り、社会のあるべき姿の
     コンセプトをわかりやすく提案したもので、そういった観点では一読に値する。

これから提案するワークシェアリングは時代の流れで自然とたどり着く姿であり、既存の制度や提案よりは現実的なシナリオ案、安定状態で運営できる具体的な姿を描けると思う。
唯一の解でもないだろうが、現実的な案にはなっていると思う
なお、オランダモデルを解説した以下の書物、その他にも目を通しており、それほど無責任な論説を展開するつもりはありません。
  日本型ワークシェアリングの実践(樋口美雄、生産性出版、2002年)
  ワークシェアリング(根本孝、ビジネス社、2002年)
  ワークシェアリングの実像(竹信三恵子、岩波書店、2002年)
  オランダモデル(長坂寿久、日本経済新聞社、2000年)
  フリーエージェント社会の到来(ダニエル・ピンク、解説玄田有史、訳池村千秋、
     ダイヤモンド社、2002年)
  リストラとワークシェアリング(熊沢誠、岩波書店、2003年)

ワークシェア以外の本もそれなりに読んでいますが、機会があれば紹介させていただきます。

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